子供の遊び場(「こころすむこうえん」)は計画地の真ん中に置く。「こころすむこうえん」に面し、澄心寺を訪れた人々から最も目につく位置に、共有スペース(縁の土間)を設ける。縁の土間は「こころすむこうえん」と共に澄心寺庫裏の顔となり、寺院と地域を繋げる「場」となる。
住居部は南北方向に伸びるシンプルなボリュームに納め、南、東側の庭に開くことで、プライバシーと住環境の充実を獲得する。
澄心寺の目標とする地縁を大切にする寺院のあり方を実現するため、”子供の遊ぶ風景”を提案する。 “子供の遊ぶ風景”は新たな可能性を感じさせると共に、賑わいそのものであり、そこには人と人との気軽なコミュニケーションが生まれる。それは寺院と地域が繋がった「場」であることが視覚化された環境である。
No.003PType住宅Year2008RoleコンペティションLocation日本・長野県