PHOTO ©Nao Takahashi

木造戸建 リノベーション @上鷺宮

32年前にミサワホームが建てた、木質パネル構造の住宅のリノベーションである。
木質パネル構造のストックはミサワホームだけでも数十万戸という単位で存在する。
それらの特徴は、壁や床を解体できないこと、ドアや窓の高さが低いことが挙げられる。

そのような制約がある為、周辺環境との関係性を考えることや、空間構成を大きく変えるような開放的ベクトルではなく、部屋の中、隣り合う部屋と部屋のつながり方などを考えるような内向的なベクトルで考えることにした。

具体的には、1階の主な居室に鴨居のような突起をぐるりと廻した。これは鴨居(ドア枠)であり、仕上げの見切りであり、小さな棚にもなり、住人の趣味が現れる仕掛けになっている。またリビングとダイニングの間の壊せない壁は内装の起点と考え、行為の切っ掛けを作るフィンガーチョコパネルとした。
これらの、既存の制約を頼りに発生した要素が、暮らしに彩を与えて欲しいと考えた。


No.220WType住宅Year2019Role設計監理Location日本・東京都